ミズ記

ミズキです。ゲームが好きで主にゲームについて呟きます。どうぞよしなに😺

ゲーム日誌#2 不思議の幻想郷 -FORESIGHT-

ゲーム日誌#1の方でも記述しましたが記事を分けました。

元々2つ紹介しようと思っていたけど両方紹介するとかなり長くなっちゃうからね、しょうがないね。

 

不思議の幻想郷 -FORESIGHT-

store.steampowered.com

 

 

まず初めに言っておきます。かなりの酷評です。かなり悪口言ってるので閲覧注意だけ言っておく。

まぁストアページのレビュー見ても大体の人が同じ事言ってるがね。

 

評価としましては100点中20点。酷いですね☆

 

ローグライク探索RPG、不思議の幻想郷シリーズ最新作として5月15日に発売、アクアスタイルさんの作った略してふしダンシリーズを自分はSteamに出る前のDLsiteの時から追ってまして楽しませて貰ってました。

 

同じふしダンシリーズとして、前作のロータスラビリンスのリメイクのロータスラビリンスR

略してLLRや、store.steampowered.com

 

不思議の幻想郷TOD -RELOADED-

略してTODL等の作品がありますが

store.steampowered.com

 

ロータスラビリンスは初めかなり不評で、後にリメイクが発売され現に至ります。

自分が買ったのはリメイク版の方なのでリメイク前がどうだったかはここでは書きませんけども、リメイク版のLLRはと言うと

基本概要はローグライクとしては異質のパーティーを組んで進むという内容で、賛否両論あれどまぁ完成度としては悪くは無かったです。

 

そしてTODL、これは今までの不思議の幻想郷の数作をまとめたリメイク作品で、圧倒的なボリュームをウリで発売されております。

実際文句無しの神ゲーです、東方と不思議のダンジョンシリーズ好きならマジでオススメする。サントラとかDLCとかも全部まとまったセットが通常12000円程とお高いが、セールでかなり安くなりますよ奥さん。買うならそれを買う事を推奨します。Steamがある人はウィッシュリストにシュゥゥゥーッ!超!エキサイティン!しておけば安心!

 

正直現時点で本作を買うならTODLを買って下さい。

ちなみにTODLはDLC無しで4000円ですが、本作は4400円します。

ぶっちゃけ本作は現状高く見積っても1500円位の価値しか無いです。

 

本作のレビューとしては酷評だらけですが一応ちゃんと神ゲーもありますよ。つか神ゲーを生み出してしまった故に本作の酷さが目立ってしまった、シリーズ物の宿命と言えばそうなのかも知れませんがね。

 

酷評の前に、まずそれだけは伝えたかった

 

では前置きが少し長くなりましたが、基本概要から。

と言っても申し訳ありませんがふしダンシリーズ、最低でもローグライク(代表的な作品で言えば風来のシレン)をある程度理解してないと何言ってんだこいつ……ってなると思うかも知れないので注意。

 

 

一応言っておきますと現バージョンでのサブイベント含めメインストーリー全クリという名の苦行は終えてます。流石にね。

 

 

 

基本概要、主に問題点

 

 

大体のシステムはローグライクの基準に乗っ取るが、本作はレベルを引き継いでストーリーを進んでいく。ローグライクと言えば潜る度にレベルが1になる、というのが大体である(後に追加システムで強化出来たりはあるだろうが)

一部ダンジョンを除き、最初から最後までレベルはそのまま。

これつまり普通のRPGローグライクって何だよ(哲学)

その除かれた一部のダンジョンこそが真のローグライクだとは何たる皮肉か。

 

 

他のふしダンシリーズでも装備品のレベルがあったりと一概にこのシステムが悪いとは言えないが、レベルを引き継ぐ為にある程度のレベリングが前提とした敵の強さが組まれている。それは何か違いますよね?ゲームジャンル変わってると思うんですけど。

なお本作にはその装備品のレベルはオミットされ、LLRの様な複数装備も無い。武器、防具、お守りの3つだけ。

 

TODLでは好きな装備品をずっと扱える楽しみがあり、

LLRは沢山装備枠があるが敵の行動も熾烈になり色々更新する必要こそあれど装備品の組み合わせ、シナジーをきちんと考える楽しみがあった。

 

本作では何故かその2つともオミット。何を考えたらそうなる。

じゃあどうなのかと言うと、ひたすら敵に応じて装備を変えて進み、詰まったら装備を変えて進むの繰り返し。

 

なおただダンジョンを進むだけならまたしてもボス敵が異常な難易度。初見殺しのオンパレード。幸いな事にボス戦は初めからやり直しが出来るが、それがあって当然のバランスになっている。無かったら間違いなくクソゲー

事前情報何も無し、1回もやり直し無しでクリア出来たらそいつニュータイプかその辺の人間でしょうね。

 

装備品を変える事が対策を考えるという事にもなるが、このゲームそういう事じゃないんですよね。

ギミックの為に思考を練るというよりかは、初見殺しを回避する為だけのやり方になっている。それ別にこのゲームじゃなくても良いよね。

 

 

今作はイザナギリンクという、まぁ一言で言えばスキルツリーである。
HPを伸ばしたりの簡単なステータスに関係する物から、特定の種族に対するダメージUP及び被ダメを軽減等、かなりの種類がある。

 

あれば楽になると言うか、無いとクリアが不可能に近い。これをやっている前提のゲームバランスになっている為何も無しで後半のダンジョンに挑むと余程運が良くないと瞬殺される。雑魚に。雑魚はお前じゃい!

 

スキルツリーの重要性は確かに分かるし悪くないシステムだとは思うが、あくまで楽になるよ程度に済ましておくべきだろう。無いとクリア出来ませんは流石に話が違う。

 

なおふしダンシリーズ特有の印システムも、このイザナギリンクの影響か効果は控えめ。なおこのスキルツリーを進めるには敵を倒すと得られるポイントだけで良いが、かなり稼ぎが必要。

恐らくレベリングと同時に進めてねという事なのだろうが、結局の所レベルを上げて物理で殴るだけのゲームに面白味はあるか?ってなる。

 

 

こちらもある程度伝統のパートナーシステム。現時点では魔理沙、咲夜、妖夢うどんげ。なお特定のストーリーでは強制で選ばれます。

まだ発売されてから時間が経っていないのはあるが、それでも少ないと思う。まぁそれはDLCに期待。

 

問題はキャラ格差。

ぶっちゃけ妖夢以外戦力になりにくい。

全員スキルを所持しており、範囲攻撃や部屋全体攻撃、状態異常を与える物から様々あるが、

パートナーが出せる状態異常はボスにはほぼ無効、加えてそのスキルも確率での発動

となっており、その点妖夢は常に2回攻撃とシンプルかつ物理で全て解決するしかないこのゲームとの相性は抜群である。

主人公は死んだらゲームオーバーなので無理は出来ないとなるとパートナー頼りになる。前述した通り後半は顕著に敵が強い為主人公の霊夢あまり戦わせる事無くボスでも通常戦闘でも基本パートナー頼り、主人公の行動は主に状態異常や回復になる。

 

通常戦闘ならまだまぁ理解は出来るが、ボス戦はひたすら毎ターン回復しか出来ずパートナー頼り。何が面白いんですかね……

 

 

加えて無能の札や炎上の札等有用だったお札からスペルカードまで、とにかく様々な物がオミットされており、本作に存在する数少ないお札の数も普通に進むだけならあまり確保出来ない。

どんどん猛烈に固く強くなっていく敵に対し、プレイヤーにとって有利な物がとことん消えており非常に出来る事が少なく、ただひたすら敵のスキルにイライラさせられながら不愉快な思いをしながらレベリング及び物資回収に勤しむ事になる。

だからこれふしダンじゃなくて良くない?

 

 

 

評価点(あんま無いので箇条書き)

 

 

・前述したがボス戦のやり直し。ただこれは評価点と言っていいのか微妙な所。

無いとただのクソゲーです。

 

・キャラビジュアルがかなり変更され、全体的に可愛らしい。ここは評価出来ます。

 

・合成システムが復活。だがTODL程自由ではなく、印の選択は不可。まぁLLRには無かったからこれはそれなりありがたい。

 

・死んでもロストする物は基本無し。これを初心者向けと取るかヌルゲーと取るか。

そもそも仕様上出来る事が少ない上でゲームバランスが極端な現時点ではそれは当然の処置と言うのが正直な所。

 

正直この位しかない。しかも完璧に評価と言える訳でも無く何かしらの懸念点がある。

 

 

 

 

まとめ

 

買わなくていいです。強いて言うならマゾな人には向いてるかも。

あまりにも極端なゲームバランス、ボリューム不足。ふしダンシリーズ最新作と沢山期待させておきながら良くこれを4400円と強気な値段で出したものである。見損なったぞアクアスタイルくん。

 

 

んまぁ、一言だけ擁護すると

最初辺りに記述した通り前作のロータスラビリンスも初期はかなりのクソゲーでしたが、リメイクされちゃんと遊べるようになりましたので、今作も何かしらの形でアプデ及びリメイク版が発売される事になるとは思います。

流石に現評価を受け止めてくれているとは思うのでね。

 

そういった未来を期待してレビューを終わろうと思う。

ほぼ悪口だったけど読んでくれた方感謝申し上げます。